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伊能忠敬『測量日記』

八月二十三日

 晴天。同所に逗留して測る。

 御料所の長崎村小島郷の
印より初めて、茂木村街道を測る。右に一向宗正覚寺(この時の住職は八代・寂興)。右に八剱社(諏訪神社末社。この時の宮司は六代 東 左内)。地蔵堂。高来郡茂木村枝田上名(長崎市田上町)。百姓の伝蔵宅で小休止。

 右は石動山観音寺
(現在は徳三寺)。右に浄土宗智恩寺の末寺で松原山田上寺。田上名の在所。字転石。茂木本村。字鎧持坂。字川平。木場名の内、字本木場(元木場)。軣川(現在の若菜川)巾六間(10.9m)。字打越に印を残す。海辺を測る時に繋げる為。一里九町三十九間(4,980.46m)

 茂木村(長崎市茂木町)の在所。八武者大権現(現在は裳着神社)。祭礼九月十九日、神主は詫麻奥守。字片町。茂木橋。入江の奥の海辺に出て、印をつけて打ち止め終わる。三町二十一間(365.45m)

 総測一里一十三町(5,345.45m)。昼休みは茂木村の庄屋の森岡貞八郎宅(片町にあった。森岡種左衛門では?)

 八っ半時(午後3時過ぎ)に宿へ帰る。この夜は星を観測する。

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背景の地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の2万5千分の1地形図を複製したものです。
※国土地理院承認番号 平14総複、第253号 平成14年10月9日
正覚寺 (写真1) 高島秋帆宅跡 (写真2)
八剱神社 (写真3) 地蔵堂内部 (写真4)
地蔵堂脇の地蔵群 (写真5) 愛八(松尾サダさん)の墓 (写真6)
ピントコ坂 (写真7) ピントコ坂から見た長崎市街 (写真8)
茂木道無縁塔 (写真9) 二宮岱雲の句碑 (写真10)
露ちるや袂はらえばたヾの水
徳三寺(観音寺) (写真11) 田上寺 (写真12)
田上の街道 (写真13) 茂木への街道 (写真14)
裳着神社(八武者大権現) (写真15) 若菜橋 (写真16)

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