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伊能忠敬『測量日記』

十二月九日

 曇天で雪と時雨。

同所に逗留して測る。同村の人家下より初める。大江川尻は巾九間
(16m)。字大江。字ヒヒノ浦(火引の浦)。枝尾戸ノ内、字猪子越(猪越)の奥に印を残す。一十八町三十三間(2,024m)。横切りの残し、字大別当。字内浦越。名串鼻(名串ノ鼻)。字名串。字木折で打ち止めて終る。一里二十四町四十間四尺五寸(6,620m)。沿海合計二里七町十三間四尺五寸(8,643m)

八っ半頃
(午後2時頃)に宿へ帰る。此の日は終日雨。


背景の地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の2万5千分の1地形図を複製したものです。
※国土地理院承認番号 平14総複、第253号 平成14年10月9日

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