《　六月三十日　高島端島長崎間電信架設出願　》
高島、端島及長崎間電信電話架設ノ必要ニ迫ラレ、数年来屡當局ニ交渉ノ結果、我社ニ於テ電話線新設工事費予算合計金貳萬四千五百拾圓余ヲ負担支弁スルニ於テハ両島ニ特設電話ヲ布設シ、之ヲ長崎電話ニ連絡セシメ、尚、高島ニ於テ電信取扱ノ施設ヲモ開始スベキ通告ニ従ヒ布設方出願スルコトトス
以上、＜三菱社誌刊行会、『三菱社誌　二十一』、財団法人　東京大学出版会、昭和五十五年復刊、八八五頁＞の「社誌第十三巻　明治三十九年」より 《　端島郵便局電信及電話通話事務開始　》
端島郵便局（長崎県西彼杵郡高浜村大字南越名）　昭和十三年十ニ月十三日ヨリ電信及電話通話事務ヲ開始ス　　［官報第3580号　昭和13年12月9日（国立国会図書館デジタルコレクション）］ 《　電　話　加　入　》

区　分	総　数	加　入　電　話					備　　　考
		有　　料			委　　託 公衆電話	郵便局 公衆電話
		単　　独	構内交換	共　　同
総数	２６５	２４２	６	４	９	４	データは、昭和４８年「たかしま」から 　昭和46．10．1現在 　資料・・・各郵便局
高島局	２３６	２１８	４	４	７	３
北高島局	−	−	−	−	−	−
端島局	２９	２４	２	０	２	１

《　１日平均電話の取扱数　》

区　分	町内 通話度数	市　外　通　話　度　数				備　　　考
		計	発信待時	発信即時	着　　信
総数	１，６５３	２，７６１	−	１，４１８	１，３４３	データは、昭和４８年「たかしま」から 　昭和46年度 　資料・・・各郵便局
高島局	１，５２９	２，３７８	−	１，１６７	１，２１１
北高島局	５	３８	−	３８	０
端島局	１１９	３４５	−	２１３	１３２

　郵便局にて、料金が安くなる夜８時以降に、ハンドルをグルグル回し交換の方を呼び出して、相手先の電話番号を伝え電話していたことを覚えています。通話が終わると窓口にて料金を支払っていました。また、３１号棟の４階廊下と２５号棟の住居にも島内連絡専用？の電話があったのを覚えています。しかし、委託公衆電話があった場所は覚えていません。