昭和４０年代の中頃だったと思いますが、長崎市愛宕町にスカイランドという遊園地がありました。子どもの頃、端島から船で出かけ、楽しく遊んだ思い出が残っています。
　縁ありまして、ほんの少し、当時の資料を持ち合わせていますが、ご担当者の名刺には、「観光長崎が誇る　スカイランド（国宝崇福寺より五分）　長崎観光遊覧コース指定・和洋大植物園　天草・雲仙と長崎港眺望絶景・史料と科学の大遊園地」の記載があり、また、「長崎スカイランド　御招待券」の裏面には、「日本一のプールと楽しい自動車遊園地　長崎スカイランド」や「長崎スカイランドへ行くには・・・」として、「★中央橋より長崎バス茂木線田上バス停下車、歩いて５分（専用マイクロバス有り）」と「★中央橋より長崎バス飯香之浦線白木団地車庫前下車、歩いて８分」の二通りの記載があります。

　間違いでしたらお許し願いたいのですが、このスカイランドは、後日、長崎三景台の名称を使用するようで、前出のご担当者の名刺においてもスカイランドの名称がなくなり、「雲仙・天草・五島を一望に　九州新名所　長崎三景台」の記載がなされています。
左表は、長崎三景台と記載された当時の資料２点（内１枚には昭和４５年の記載があります。）から、どのような遊具があったのかと料金を記載した表です。皆様のご記憶がよみがえりましたら幸いです。　以下、当時の記憶を絞り出してみました。誤りがありましたらお教え頂ければ幸いです。
・バズーカ砲ですが、おそらくは野球の軟球のような形で割と軟らかい玉を使用していたと思います。筒の手元に穴があり、その穴から玉を入れてカバーをスライドさせて穴を塞ぎ、ボタン？を押して圧縮空気により玉を発射していたように思います。大きな発射音に驚いた記憶があります。
・ゴーカートではよく道路脇にぶつかりながら進んでいました。
・プールでは泳いだ覚えはありませんが、夏場以外だったのでしょうか、釣り堀として楽しませていただきました。
・開園時のみかも知れませんが園の入口には、人が乗った馬がいたように覚えています。
・ここの食堂？レストラン？で、生まれて初めて「カレーうどん」を食べたと思います。

<画像は、「国土画像情報（カラー空中写真）　国土交通省」より出展>
　愛宕付近の写真と思います。左上が今はなき「スポーツセンター」で、中央から右下にかけてが「スカイランド」があった場所と思いますが、昭和４９年度の時点では遊園地の姿はなく、宅地工事の途中のようです。あそこがゲート跡で、あそこがプール跡でしょうか？。