2005 11 佐世保市黒島


黒島のモニターツアーの募集があり、応募したところ、運良く当選した。
全てタクシー移動で、現地ガイド付き。
至れり尽くせりの内容で、当日の宿泊も付いている。

平成17年11月某日。
ただ一つ心配だった天気も、この上ない晴天である。

ここは、フェリーの発着地である相ノ浦港桟橋。
黒島は、ここから20kmのところにある。
黒島行きの船は1日6便と、意外と利便性が良い。

船の名前は、ニューフェリーくろしま。

相ノ浦港桟橋から見える九州電力 相ノ浦発電所。
このあたりの目印になっている施設だ。

長閑な漁村や北九十九島に隣接しており、この光景には非常に違和感を感じてしまった。何か残念な気がしてならない。

黒島までは、45分の船旅。

この日は、全く揺れはなく快適であった。
天気も良く、小佐々町や鹿町辺りの景色が、とても美しかった。
反対側は、大島町(大島大橋)や崎戸町(風力発電、御床島など)を見ることが出来た。
普段から見慣れた景色も海からだと新鮮に感じる。
これぞ船旅の醍醐味である。

実は、車には酔うが、船にはあまり酔ったことがない。
以前、島勤務をしていたので、船に乗ることは慣れており、少々の揺れではどうってことはない。
鍛えられた結果であろう。

比較的、綺麗なフェリーだ。

1階には、車と絨毯敷きの部屋、
2階には、座席と絨毯敷きの部屋がある。
快適である。


高島の遠景。

船は黒島へ行く前に、高島へ寄る。
高島は、エソを原料とした「高島チクワ」が有名である。
相ノ浦港桟橋前の店で買うことが出来るそうだ。
帰りに買ってみよう。

相ノ浦港を出発して、20分で高島に到着する。
相ノ浦から7kmの海上にある。
黒島は、ここから13kmの海上にある。


高島では、郵便局やチクワ業者、市の清掃車や自衛隊の車両が下船した。

なかなか立派な桟橋である。
この島には何があるのだろうか。
どんな人が、どういう生活をしているのだろうか。
機会があれば、ぜひ行ってみたいものである。

高島の町並みと番岳。

パンフレットによると、番岳の上に、第二次世界大戦時の砲台跡があるそうだ。軍港佐世保ならではの話である。

また、高島では、長男以外は島を出るという決まりがあるという話を聞いた。島の狭い土地を分割しないで済むようにとのことである。昔からコミュニティがしっかりと形成された島だったのだろう。妙に感心してしまった。

島の先端に灯台が見える。

この高島周辺は、映画「ラスト・サムライ」の舞台となったそうだ。美しい景色が、アメリカ人の目にとまったのだろう。

いよいよ黒島が見えてきた。

島の人口は650人と、意外と多い。
それにしても、まだ港も家も見えない。


ようやく、黒島に到着。

港の周辺には、人家は見えない。

しかし、港には多くの漁船が係留していた。
今は、イカのシーズンであるとのこと。

さて、どんな人が住んでいるのだろうか。
いよいよ上陸である。


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