松原宿(大村市)

平成20年3月。
春の暖かさに誘われて、大村方面に出かけた。

ここは、長崎街道の宿場「松原宿」。
以前から名前は知っていたが、場所はよく知らなかった。

大村市の教育委員会が魅力的なパンフレットを作成しており、
そのパンフレットに惹かれて、松原宿に訪れることになった。

松原宿は、国道34号線を大村市から東彼杵町方面に北上し、空港からの道と合流した後、スーパー八幡丸のところで左折した先にある。

国道の一本裏手になるため、開発から取り残された。
そのため、昔ながらの風景が残っている。
今も数件の商店が並び、かつての賑わいを想像することができる。


ここは、旧松屋旅館。
松原宿の通りにあるシンボル的な建物だ。

今は資料館になっていて、内部を見学することが出来る。


2階に上がる。
部屋には、雛人形がたくさん飾られていた。

松原宿は、古くから陸路、海路の交通の要衝として栄えたところ。
当時の賑わいを伝える古写真も多く展示されている。


2階から松原宿の通りを眺める。
かつて、この通りにはたくさんの人の往来があった。
長崎県に、これほど宿場町の風情を残した場所が他にあるだろうか。
道路拡張など、開発の波に飲まれず、今も当時の風情を残すこの松原宿は、長崎県にとっても非常に貴重な観光資源である。

大村方面から松原宿へ入ると、「松原おこし」の店がある。
松原の銘菓として知られている。
諫早おこしと比べると、食感が柔らかい。


1階から2階へ上がる階段。
ちょっと角度が急な階段なので、気をつけないといけない。

これまで長崎街道には関心がなかったが、ここにある古い写真には、とても興味深く見入ってしまった。
それと同時に、今まで訪れなかったことを恥ずかしく感じた。

この松屋旅館も壊さず、綺麗に保存されて、活用されている。
素晴らしいことだ。


松原八幡神社。
鳥居は船底の形をしており、「肥前鳥居」という。
大村市内には、ここしかないそうだ。

この神社は、国道34号線を大村市から東彼杵町方面に向かう際に、左手に見ることが出来る。
非常に大きい神社なので、以前から気になっていたが、
実際に訪れると、その大きさに改めて驚いた。

松原地区は、松原鍛冶で知られており、「松原鎌」「松原包丁」が特に知られている。
製作風景を見ることが出来るのか分からないが、今回は時間が無く、場所を探すことが出来なかった。

もうやってるかもしれないが、松原宿は町歩き観光に最適だ。
ガイドの説明が加われば、観光客が多く集まるのではないだろうか。

たまには、車から降りて歩いてみよう。
大きな道の一本裏には、いろんな発見があるはずだ。
その地域の文化や歴史を、より深く認識することが出来る。
日常の生活にも深みが出てくるのではないだろうか。
松原宿を訪ねて、そんなことを思った。

ここは、相撲取の墓。
道路工事のため、説明板を見ることが出来なかった。
由来は、よく分からない。
松原くんちでは奉納相撲や松原浦女相撲甚句踊という出し物があるので、何か相撲と関係のある地なのかもしれない。

道路工事のため行けなかったが、鹿島弁才天や裸島佐屋の御前という観光地がパンフレットに載っていた。
おそらくJRの車窓から見えるところだと思うが、とても残念だ。
次の機会に取っておくことにしよう。

次は、千綿宿だ。

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