草部吉見神社・上色見熊野座神社・竹崎水源(2011.9.25)

熊本生活も、あと半年となってしまった。
とても残念。

昨日、御所浦1泊2日旅行をしたばかりだが、3連休最終日も出かけることに。
場所は、海から一転して、南阿蘇の高森町。

ここは、奥阿蘇物産館。
高森町中心部から5〜6km離れており、途中、山都町を通る。
宮崎県との県境に近いところにある。

本日の目的地である草部吉見神社。

三大下り宮の一つとして、有名な神社である。

残りの二つは、宮崎県の鵜戸神宮と群馬県の貴前神社。

草部と書いて、「くさかべ」と読む。

社殿は、1556年に甲斐親成により建立された。
その後、1772年に里人により補修されたとのこと。

御祭神は、神武天皇の長男である彦八井耳命。
水を自由に操る力を持った神様である。

御塩井。
水がこんこんと湧き出ている。
「吉見」という地名は、「吉い水」に由来しているそうだ。

社殿の戸にある彫刻。
鷹?と猿?が戦っている様子が描かれている。
意匠が、とても素晴らしい。

境内も広い。
舞台と社務所がある。

御神木。
樹齢は700年〜1000年とのこと。

荘厳な雰囲気が漂う神社であった。
とても良い。

下り宮なので、帰りは上らなければならない。
当然のことながら、階段は辛い。

草部吉見神社を後にして、次の目的地へ。
ここは、途中で休んだ月廻公園。
多くの家族連れが遊びに来ていた。

ここからは、猫岳が綺麗に見える。

国道265号を竹田方面へ向かい、目的地である上色見熊野座神社へ。

下からは、社殿が見えない。

少し上がってみたが、まだ見えない。

これは、きつい。
階段もガタガタだし、蛇や蜂がおるかもしれない・・・

やめようかと思ったところ、舗装された道を発見。
車で上ることにした。

車で上る途中、親子連れ2組と会った。
彼らは、歩いて登ったようだ。

坂道は、どんどん急になってきた。
何かの拍子で、いったん車を停めてしまった。
再度、発進しようとしたが、馬力が足らず、車は下がる一方。
ちょうど駐車スペースがあったので、そこに駐車することにした。

結局、社殿は、すごい山の上にあった。
歩いてきたら、さぞかし大変だったろう・・・

上色見熊野座神社。

祭神は、イザナギノミコトとイザナミノミコト。

別名を、穿戸権現という。

社殿の裏手に、風穴がある。

ここは、パワースポットとして有名な場所である。

建磐龍命の従者である鬼八が蹴破ったといわれる。

風穴からもれる光は、とても神秘的だ。

風穴の奥は、谷になっている。

心地良い風が吹いている。
とても心が癒される場所だ。

風穴から見た上色見熊野座神社。
とても神秘的で素晴らしい場所であった。

最後に、竹崎水源へ。

大学時代に訪れたことがあったが、綺麗だったという印象だけが残っている。

竹崎水源の近くには、駐車場がない。

そのため、竹崎水源までは、少し歩かなければならない。

南阿蘇から見る阿蘇五岳と実った稲穂が、とても美しい。

竹崎水源に到着。

ここは、他の水源と違って、あまり整備されていないので、とても良い。

1秒間に2トン、毎分120トン、1日17万2千トンという、ものすごい湧水量。

竹崎水源の水は、久木野の水田に供給されている。
この水源が枯れてしまうと、農業が出来なくなってしまうそうだ。

南阿蘇の風景は、本当に心が和む。

老後は、こんなところで生活したいものだ。

帰りに、西原村にある白糸の滝へ。

ここには、大学時代によく訪れた。
一番のお気に入りの場所だ。

大学時代は、すごく狭い道を通って、ここまで来ていた。
その道がどこだったのか、いまはもう分からない。

現在は、ものすごく綺麗な道が整備されている。
交流館「糸舞季」もあり、夏には流しそうめんや地元の米や甘味を食べることが出来る。
この日も多くの人が訪れていた。

この滝は、日本一美しい滝だと思う。
とても心が癒されるが、同時にすごい緊張感もある。

この滝には、すごく惹かれてしまう。
理由は分からないが、最初に見た衝撃は、ものすごく大きかった。
今も、行くたびに衝撃を受ける。

あまり俗っぽくなって欲しくないものだ。

滝の近くには、綺麗な棚田があった。

3連休、ずっと遊びっぱなしだったので、疲れてしまった。
遊びとはいえ、これは仕事の一環。
まだ、行っていないメジャーな観光地は、たくさん残っている。
熊本の生活も、あと半年となった。
公私ともに悔いが残らないようにしたい。

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