山都町・浜町めぐり(2011.8)

今日は、仕事で山都町へ。

朝早いので、まだ誰もいない通潤橋。
久しぶりに訪れた。

カメラが新しくなり、横長に写真が撮れるようになった。
それを記念して、道の駅を撮影。

布田保之助の像。
通潤橋を作った人物だ。

水面に映る通潤橋。
なかなか良い感じだ。

通潤橋の上を歩く。

手すりがないので、怖い。
よく人が落ちないものだ。
かえって、手すりがないのが良いのかもしれない。

通潤橋の揮毫は、宮部鼎蔵のものという。
布田保之助と友人だったとのこと。
それから分かるように、布田は江戸期とはいえ、極めて幕末に近い人物なのである。

通潤橋は1854年に造られた。
また、布田保之助は明治6年に亡くなっている。

現場事務所として使われた建物が、御小屋として残されている。
今は、資料館になっている。

放水が始まった。

ちょっと怖いので、あまり覗き込むことが出来ない。

これが精いっぱい。
子供は平気なのか、余裕で見ている。

吹き出し口。
すごい勢いだ。

先ほどと反対側。
こちらには田が広がっている。

白糸大地に水を運ぶために作られた水路橋である。
今も現役で活躍している。

布田保之助の遺訓。
勤勉、勤労、自治。

通潤橋の近く。
石切り場だったとのこと。

浜町商店街へ移動。
八朔祭の山車であろうか。
何か作っていた。

梅太郎で昼食。
山都町はコロッケ街道として、コロッケに力を入れている。
梅肉が入っているので、ちょっと苦手だったが、美味であった。

浜町を歴史散策。

日向往還が通っており、古い石垣や石橋が残っている。
普段は、歩いて見て回ることはしないので、良い機会となった。

日向往還の道標。

浜町橋。
たびたび拡張、補強がされており、石橋とは分かりづらい。
しかし、石橋であるから、このように草が生えているそうだ。

雰囲気の良い建物があった。
旅館だったそうだ。

西の御手洗。
湧水があったが、今は枯れているとのこと。

浜町橋からの眺めは、昔の風景を思わせる。
風情があって良い。

妙見神水。
東の御手洗ともいわれる。
ここは、今もこんこんと水が湧き出ている。

飲用には適さないとのこと。
水温は、とても冷たかった。

妙見の大ケヤキ。
樹齢千年、33mを超える大木だったが、平成15年に根元が腐り、倒壊した。
いま、新芽が出てきているそうだ。

通潤酒造の裏手を通る。
大きな酒造会社だ。

ここから車で移動。
笹原川の上流へ向かう。

円形分水。
受益面積に従い、7:3の割合で分かれるように作られている。

円形分水に接続する水路。
笹原川の上流につながっている。

笹原の石堰。
造詣が美しい。

ここの水が、通潤橋までつながっている。
通潤橋も、この壮大な施設の一部に過ぎない。

帰りに、浜町にある「おちかラーメン」へ。
美味しいと評判のお店だそうだ。

超大盛ラーメンを注文。
職場の人と3人で仲良く取り分けて食べたが、ニンニクが効いて、なかなかの美味。
3人でちょうど良いくらいの量であった。

また、食べに行こう。

すっかり夕方になってしまった。

やはり、ゆっくり歩いて散策すると、いろいろと発見があって良い。
そのためには、きちんと説明が出来て、楽しく案内が出来るガイドさんが必要。
山都町には、自分の町が大好きというガイドさんがいるので、大丈夫。
通潤橋は、こういうガイドさんの説明があると3倍も4倍も魅力が増すだろう。
ぜひ、今度は、ガイドさんを付けて、ゆっくりと観光したいものだ。

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