こだわりのFETラジオ

1台目のFETラジオに気を良くして2台目を作りました。今回はコイル、アンプ作りに力を入れています。

■回路
高周波回路は1台目と同じですが、アンプはオーディオ用にも立派に使える回路構成です。

 回路図

■コイル
「ぼくらの鉱石ラジオ/小林健二著(筑摩書房)」に載っているクラウン(バスケット)コイルを作りました(直径8cm)。桜板をジグソーでドーナツ状に切り出し、巻枠は1.6o厚のエポキシ板をエポキシ接着剤で固定しています。後は記事に従ってコイルを巻く、思ったよりも簡単に作ることができました。コイル線間が離れているので分布容量も少なく、Qが良さそうなコイルです。コイルは70回程巻いてタップを引き出し、タップ位置でポリバリコン容量に合わせる事ができます。

 

■アンプ
古い本ですが「アンプ製作のノウハウ/窪田登司著(日本放送教会)」にあるパワーアンプ回路の終段をパワートランジスタに変更し、低電圧で動作するよう初段エミッタ抵抗値を小さくしています。パワートランジスタは手持ち品を使ったのでオーバースペックです、バイアスを調整するとパワーFETも繋ぐことができます。電源電圧が±6Vと低いので出力も約1W/8Ω、小さな放熱器も殆ど熱を持ちません。
抵抗は炭素皮膜抵抗を使っていますがDCドリフトは数mVに収まっています、上下対称回路が効いているようです。位相補正もセラミックコンデンサです、全て手持ち部品でまかなうことができました。

■電源SW
ロータリー式の電源SWを作ってみました。信号切替用のロータリーSWの接点部を取り外し、マイクロSWを組み合わせたものです。

■結果

  

右画像は左よりアンテナタップ切替用ロータリーSW、単漣ポリバリコン、音量調整ボリューム、電源SWとなっています。
アンテナはケーブルTVアンテナから拝借、コイルにタップを付けロータリーSWでアンテナ位置を変えることができるので混信もありません。クラウンコイル自体もQが高く分離良好です。

1台目FETラジオのパワー段はICですが今回はディスクリート、NHKの音質はかなり良くICパワーアンプとの違いが良く分かります。

2002/11/16 t.shiroyama