JAZZ喫茶のマッチ

1970年代後半のJAZZ喫茶マッチです。当時は長崎市内にもJAZZ喫茶の看板を掲げたお店が7〜8軒、BGMでJAZZを流すお店も多数ありました。その頃は”JAZZ喫茶マップ”誌があり、雑誌の地図を頼りにアチコチ出かけたものです。今は殆どお店が残っていません、残念。

昔々さだまさしのオバサンが経営していた小さなJAZZ喫茶もありました、壁にはさだまさしのサイン、チト不釣合いですが。

いくつかJAZZ喫茶のマッチが残っているので紹介します。ん〜ッ、絵になります。他にも入り浸っていたお店があったのですがマッチが残っていません。

お店の機器はマッチに書いてあったもの、或いはおぼろげな記憶を基に書いています。間違っていたらゴメンナサイ。スピーカは記憶に残っているのですがアンプ、アナログプレーヤが思い出せません...

JAZZ喫茶はコーヒー&調理の湿気+熱気、タバコの煙でアンプのボリュームが壊れ易い、マスターがぼやいていました。
エルビンジョーンズの奥さんが長崎出身で、エルビン夫妻が顔を出すお店もありました。また薄暗いお店も多かった。

モンゴメリー (長崎市)

マスターがウエス・モンゴメリーが大好きでお店の名前となりました。時々ライブがありマスター自らモンゴメリー風のギターを弾いていました。
レコードメニューはジャケットを写真に撮りアルバムに貼り付け。曲名、奏者はタイプライターで打ってありました。
故日野元彦dsもここで聞いた記憶があります。

JBLランサー101、DAYNACO MKV、JBL SA660...
ブルーノート (長崎市)

有名なライブハウス・ブルーノートとは全く関係ありません。
細い階段を上がり、薄暗く細長い店内、ALTEC604が鳴っていました
ブン・ブン (長崎市)

大音量で有名なお店、何故か猫もいました。

JBL431?、改装後は434?に代わりました。
ファンファン (長崎市)

レコード枚数が多いのが印象に残っています。
フリージャズのライブを聞きましたが、前列の聴衆は寝そべったりと異様な雰囲気でした。この頃からフリージャズにのめり込んだ様です。

JBLショートホーンBOX(型式を忘れました)
キャビン (長崎市)

地下にあるお店、近くに大学があるので学生さんが多かった。

JBLの大きな箱が座っていたような?
コンボ (長崎市)

細長いお店で、建替前は入り浸り状態状態でした。
コンボ・ハマはBGMにジャズを流す飲み屋さんです。

建替え後はYAMAHA 1000Mがありました。
ジェイ (長崎市)

昔の花街・丸山の石畳を上る途中にありました。マスターのイニシャルを店名にしています。軽めのジャズが流れていました。

SP:クライスラー(ストリングダンパー)、山水アンプ
しあんくれる (長崎市)

タンノイでジャズを流す変わったお店。
バードランド (大村市)

長崎市内から車で1時間余り、足繁く通いました。お店で鳴っていたALTECに惚れ込み、ALTECを買う羽目となりました、泥沼オーディオの原点です。
時々プロのライブがあり、生録させてもらいました。ライブの中休みに田村翼(p)さんがツカツカと近寄ってきて雑談したのを覚えています。夏場のコンサートツアーはシンドイと言っていました。

ALTEC・A7、マッキンアンプ
いーぜる (佐世保市)

地方では珍しくフリージャズが流れていました。佐世保は自衛隊、米軍基地があり、ジャズが盛んな様です。

ここだけは使用機器が全く記憶にありません。
ロンド (佐賀市)

ピカソ、キリコの前衛絵画風にも見える図柄です。
薄暗く広い店内、巨大なマッキントッシュのアンプ、スピーカも大きかった
スイング (佐賀市)

2階にあったおしゃれなお店。

ALTECのデュプレックス・コーン?
バックステージ (福岡市)

数回オーディオ機器が盗難にあった有名なお店

JBL バックロードホーン、プレーヤ、オープンデッキはプロ用だった?
アベベ (北九州市)

だだっ広く、マイルスの電化サウンドが流れていました。オヌシやるな!

ALTEC・A7 マランツ・3600 YAMAHA・B1
ルーレット (久留米市)

JBL・パラゴンを聞きたくて久留米まで足を運びました。パラゴンは大きかった!
マッチには大好きなセロニアスモンクpが写っています
セントルイス (北海道)

友人からもらったものです、行ったことはありませんがデザインが素敵です。



2001.7.14 create t.shiroyama