第3回 九州例会

 

第3回九州例会が若葉、青葉がまぶしい2001年5月19日(土)崇城大学(熊本)で開かれました。福岡、佐賀、長崎、熊本、鹿児島から参加者11名、アンプは20台以上集まり熱気溢れる会場となりました。

 

太田さんの71A・PP、811A、PT25アンプ。

出力トランスの“mQ”がまぶしい!

811Aの輝くフィラメントは圧巻です。年期が入った手堅い作り、音です。

マランツ#7型プリ(EQ無し)は本物を一回り小さくしたカワユイ大きさで、色付けのない音です。時々皆さんのアンプに繋ぎ奮闘していました。

深堀さんの軽くて熱い1、2号FETシングルアンプ。(何れも出力は数W)
終段はシングル・ソースフォロアFET、ソース抵抗の代わりに定電流回路が付いています。±スイッチング電源で深く伸びた低域が印象的でした、パワー不足をじません。

相川さんの2A3、300Bアンプ。
2A3後ろにオイルコンが見えます。
300Bは超金満でシャーシ内は垂涎部品で溢れています。
自宅ではオールWE球で鳴らしているとの事、会場ではWE300Bが聞けませんでした、残念。
初段管WE310Aの2種類比較試聴がありました。(違いが分かりましたか?)
 
金田式プリも持参されていました。

御厨さんのKT88・PPアンプ。

GECのKT88です、出力トランスがでかい!

GEC球は違いがあるか!分かりませんでした、普通の手堅い音でした。

安田さんの42、6GB3、16A8(超三)アンプ。
2つのアルミシャーシアンプは+B電源がトランスレス方式、アンプ交換時に感電のハプニングもありました ^^;
ラジオ球の初段+42アンプはホッと一息つけるアンプです。
6GB3には手作りプレートキャップが付いています、16A8(超三)と共にカチッとした音でカワユイ出力トランスが大奮闘。

四竈(シカマ)さんの2A3・PP、6384・PPアンプ。
何れも水銀整流管83が付いています、青白い光がとても綺麗です。
赤とオール木製シャーシでお洒落。
 
両アンプともしまりの良い音です。音楽ジャンルでアンプを使い分けているとのこと。
2A3は丸っこい音ではありませんでした。

横山さんの6BM8超三アンプ。
前回と同じですがアンプの足が変わっています。見えないとろにお金をかける、男のおしゃれです。
CDソースによってはB&Wとの相性が悪いようでした。

岸田さんの6GB8・PP、KT88&6550PP(我流金田式)アンプ。

我流金田式アンプは当日の午前中まで調整、そのまま会場入り。若干不安定で本人以外は触れない...スリルも楽しむ ^^;

両アンプとも明快な音です、手慣れたご様子。

村田先生のダマシアンプ、球を抜いても音が出ます! 実は中にICアンプが入っています。帯域を狭くするフィルタ等が仕込んであり、球アンプと聞き違える音です。
他に同じ外観の6BM8超三アンプもありました。
今回も村田先生はアンプクリニックで大忙し、ご苦労様でした。

私(城山)の改造Satriアンプ、改造CDP、改造B&W。3点セットで聞いてもらいました。

終番で鳴らした美空ひばりは良かったです。

(JAZZ、クラッシックも無難に鳴ります) 

CDP、SPは当日のリファレンスに使ってもらいました。

 

アンプ回路図を配布し熱の入った説明もありました。直熱管・傍熱管の音の違いはあまり無かった様です。(私だけか?)

作って、見て、聞いて楽しむ、アンプ作りはやめられません。

ハイパワーも良いのですが、ミニパワーの71A・PP、42アンプなど何か引かれるものがありました。

3回目例会も無事終了、みなさんお疲れさまでした。

 

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2001.5.22 城山