Nautilus箱の効果

Nautilus804(3way)の超低域付加用にNautilusシリーズを真似てNautilus箱(密閉+30PL100)を作りました。直方体箱は箱内部が全て平行なので反射や共振で音の濁りがあり、濁った音がSPコーン紙を通り抜け耳へと達します。チャンネルデバイダができあがり150HzクロスでNautilus804とNautilus箱を鳴らします。Nautilus箱はスーパーWと言うより4way用Wの役割ですが、チャンデバでローブーストしているので20Hz迄概ねフラットに再生可能です。
SPが4way化して超低域まで再生できるので各段にグレードがアップしました。予想に反し力強く迫力の有る低音ではありません、軽く解像度の高いハイスピードの低音です。方や花火、和太鼓、雷の音を再生すると凄まじいばかりの迫力です。市販スーパーウーハーや大型SPと比べ明らかに異なる音です。

■お客様の来訪

先日はお客様が来訪、日立HS−400と平面バッフルSPを持ちこまれ聞き比べを行ないました。チャンデバがあるのでHS−400+Nautilus箱の3wayでの試聴です。
HS−400は反応が良く歪も少なく密度の高い音が特徴ですが、四角箱なので音がスーッと消えずに団子状態となり楽器の質感や響きが失せてしまいます。
Nautilus804やNautilus箱の振動を手で触るとスッと減衰しますが四角箱は振動が大きく長く尾を引きます、箱振動が音を濁している様です。四角箱は強固に作っても平行面で起きる反射や共振(共鳴)で音の濁りは避けられないと思います。

2003/5/1 create t.shiroyama