片手鍋の改造

2〜3人用のアルミコッヘルセットがありますがキャンプでは使い勝手がイマイチ、家庭用に劣ります。ご飯が美味しく炊ける肉厚の鍋を探していましたが、上手くスーパーで見つけることができました。お値段も格安、キャンプで使えるよう取っ手を取り外し式に改造しました。

■片手鍋

スペックですが直径16cm、容量1.4L、肉厚3o弱、内側フッ素加工、蓋は耐熱ガラス製。
ご飯は2合チョイ炊くことができそう、手頃な大きさです。
■取っ手を取り外し式に改造

上段画像がオリジナルの取っ手、5oの長ネジで固定しています。

先ずはシングルバーナーの上で鍋がひっくり返らないように、取っ手を少し短く切りました。フェノール樹脂なので金切鋸で簡単に切り落とせます。
次は取っ手端に付いているワッシャを兼ねた鍋掛けの切断。長ネジを蝶ネジ式にすると鍋掛け部分が邪魔になるので金切鋸で切断、普通の丸いワッシャ形状になりました。
最後に固定用長ネジをステンレスの5oズンギリボルトと蝶ネジを組み合わせて作ります。ズンギリボルトと蝶ネジはトーチランプで炙り銀ロー付け、ステンレスなので軽く磨くと簡単にロー付けできます。ズンギリボルトは所定の長さに切ってお終い、これも金切鋸で切断できます。
■組立

新たに作った長ネジで取っ手を固定します、蝶ネジ式なので手で締め付けできます。オリジナルの画像と比較すると取っ手が短くなったのが分かります。

■収納

取っ手を外し鍋に納めます、内面のフッ素コーティングに傷を付けないように緩衝材を入れる予定です。

強化ガラス製の蓋をひっくり返すと古〜いエバニュー・コッヘルセットの袋に納まりました。取っ手の付け根が袋から少し飛び出ているのはご愛嬌。

■ご飯を炊く

炊飯は火加減と時間調整が難しいところがあります。
蓋が透明な強化ガラスなので炊き具合が良く分かります。沸騰するまで強火、沸騰したら水分が無くなるまで弱火、最後に5秒位強火にすると綺麗におこげができます。
肉厚アルミの片手鍋炊飯は肉薄コッヘルより飯が旨いです。スタッキングが難しいですがご飯が美味しく炊けるのでキャンプ道具の仲間入りとなりました。


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2005.9.12 create t.shiroyama

update 2005.9.26