サブミニチュア管・2球スーパーラジオ

ある雑誌にサトー電気のラジオキットの製作記事があり、早速作って見ました。

■キットの中身

サブミニチュア管2本を使ったレフレックス・スーパーラジオ(イヤホン式)となっています。スピーカが鳴る3球式キットもあります。入手が難しい真空管用IFT、バリコン等はトランジスタ用が使われています。電源(電池)を除く部品一式が揃っており、プリント基板で組み立てるので至って簡単に製作できます。説明書は実体配線図〜調整方法まで書かれています。

電源SWはロータリー式を欲しかったのですが見つかりません。分解したロータリSWとマイクロSWを組み合わせ作りました。

回路図はこちら

■別途集めた部品

ツマミは市販プラスチック製ツマミのツバを削り落とし、レトロ風としました。電源はトランスから供給することにしました。真空管ヒータはDC1.2〜1.5Vが必要で、3端子レギュレータLM317を使っています。音が良くなるか分かりませんが、お遊びにオーディオ用電解コンデンサ、スチコン、フイルムコン、ディップマイカ、抵抗は金属皮膜を用いました。真空管は簡単に交換できるようICソケットに差しています。(プリント基板側もICピッチ)

■シャーシ、ケース

リードの小さなアルミケース(W12xH5xD8cm)に納めました。立派な木製ケースに入れようと考えていますが、なかなか進みません。イヤホン出力端子はミニジャックを使っています。

■結果

室内では2m位のアンテナを付けないと上手く受信できませんが、窓の外にラジオを出すと大変良く聞こえます。イヤホンでも球特有の柔らかい音が分かります。2段目で使われている球5678は手持ちが数個あり、替えてみました。球によって音量が異なりました。

2001.2.22 create t.shiroyama

2001.3.3 update