「中国の絵本を楽しむ会」と共に
溝上慶子
現在千葉在住の台湾出身の陳玉容さんと私は「中国の絵本を楽しむ会」をたちあげました。
玉容さんは、高知県の国際交流策定委員の時に「幼少期からの絵本を通した国際理解教育」を提言されました。私はその提言に賛同しました。
1998年3月から月1回、長崎県立図書館の1室を借り10人ほどの会員で、「彩絵本中国民間故事」(浙江少年児童出版社1990〜1992刊全56巻)の翻訳を開始しました。
「彩絵本中国民間故事」は北京国際図書博覧会に出品されました。当時1冊50円程度のペーパーバック版の薄い絵本と海賊版だらけの中国の出版業界でした。そこに突然現れたのがハードカバー版の超高級な「彩絵本中国民間故事」です。たぶん「多民族共生の中国」の民族政策を知らせる意図が中央にあったのだろうと思います。
中国人口の90%以上を占める漢民族も2000人のロッパ族もそれぞれ1巻を費やしています。絵はその当時活躍していた画家の方々が描いています。
日本の図書館では42館で収書されています。
絵本の翻訳は2005年3月に完了しました。また絵本の後に各民族の民族について解説がついていますが、その「民族編」の翻訳も2011年完了しました。日本語の訳文は長崎県立図書館に所蔵されています
その後、場所を長与図書館に移し、2007年〜2017年 中国経典民間故事1巻〜4巻翻訳
2018年より『我最??的睡前故事』を翻訳、中国経典民間故事1巻〜4巻と翻訳文を長与図書館に贈呈致しました。
昨日、陳玉容さんから題目が「中国圏の絵本を一緒にたのしみましょう…中国56民族民話絵本を中心に…」の講演会を開催したとの報告があり、嬉しく思います。
「中国の絵本を楽しむ会」の例会は図書館でしかできません。なぜなら、翻訳で疑問に思った時にすぐ調べられるからです。「中国の絵本を楽しむ会」は図書館と共に歩んできました。