今日は、仕事で熊本県和水町へ。 途中、別の仕事のため、玉名市にある広福禅寺へ寄った。 新玉名駅を過ぎて、県道4号線を北上すると、案内板が見えてくる。 |
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渡る橋は、「広福寺橋」。 繁根木川に架かっている。 |
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田地や集落を抜けると、やがて、広福寺が現れる。 広い駐車場に車を停めて、急いで散策。 |
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1357年、菊池武澄が聖護寺の大智禅師を招いて建立した。 |
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大智禅師は7歳のころ川尻にある大慈禅寺へ入り、修行。 25歳で元に渡り、仏学と宋学を学んだ。 |
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その後、菊池氏に招かれて、聖護寺に入った。 以来、菊池氏の精神的支柱となった。 |
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夏には、地蔵祭りが開催される。 その時は、座禅体験なども出来るそうだ。 |
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古文書資料が、国の重要文化財に指定されている。 なお、県立美術館で保管されているとのこと。 |
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境内には、誰もいなかった。 |
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蝉の鳴き声だけが響く、静かな境内。 |
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最盛期には、100人を超える僧侶がいたそうだ。 |
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菊池氏の衰退により寺も廃れたが、加藤清正により再興された。 |
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近くには、石貫ナギノ横穴古墳群などがあるそうだ。 今回は、時間がなく行けなかった。 |
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開基堂。 |
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菊池氏の歴史遺産を辿る旅も面白いかもしれない。 今後もいろいろと探して、回ることにしよう。 |
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新玉名駅。 ここは駐車場が、いつも満車なので、中に入ったことがない。 平日なのに、今日も満車だった・・・ |
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和水町での仕事が終わり、帰りに寄った梅林天満宮。 ここは、梅林天満宮の前を通る道。 九州新幹線と平行に走っている。 この道で、流鏑馬が奉納されるとのこと。 1074年の記録が残る由緒ある伝統行事である。 |
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梅林天満宮の前には、石橋と石灯籠がある。 九州新幹線の橋脚が風情を台無しにしている。 |
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梅林天満宮。 |
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菅原道真の遺骨の一部が梅林に伝えられ、天満宮を祀るようになったとのこと。 そのため、太宰府天満宮の第一分霊社であると言い伝えられている。 とても興味深い話だ。 |
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セクシーポーズをとる仁王像。 神社に仁王像があるのは、神仏習合の名残であろう。 |
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玉名市には、繁根木八幡宮、疋野神社、伊倉南北八幡宮といった大きな神社がたくさんある。 しかし、この梅林天満宮も規模では負けていない。 |
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実は、今日、玉名大神宮にも行くようにしていたが、場所が分からなかった。 もっと分かりやすくして、神社の町として売り出すのも良いのではなかろうか。 |
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熊本に来て、すごく意識するようになった三猿。 見ざる、言わざる、聞かざる。 すごく説得力がある教訓だと思う。 |
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天満宮に付き物である「牛」。 |
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楼門の意匠も素晴らしい。 見どころがたくさん。 |
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素晴らしい神社だった。 大変、満足。 もっとPRしても良いと思う。 道は分かりづらいが、行く価値はある。 流鏑馬神事も見てみたいものだ。 玉名市の神社は、どこも見応え十分。 まだまだ行っていない有名どころも残っているので、頑張って制覇しよう。 |