平成16年冬。 五島勤務も、あと少しとなった。 今のうちに、いろんなところへ行っておこうと思い、念願の黄島へ行くことにした。 |
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定期船「おうしま」 黄島は福江島の南方17kmに位置する小島。 人口は、50人程度。 福江港で、この船を見るたびに、黄島へ行ってみたいと思っていた。 |
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この日は北風が強く、海は大荒れ。 船長さんも「今日は来る日じゃないよ」と言っていたが、行くと決めたからには、行かざるを得ない。 予想どおり、船は大揺れ。 今まで乗ったなかで、5本の指に入る揺れだった。 起き上がることも出来ず、ずっと寝転がっていた。 途中、赤島を経由し、30分ほどで黄島へ到着。 |
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幸い、船に酔うことはなかった。 さっそく黄島での目的地である延命院へ向かう。 空海ゆかりの由緒ある寺院だ。 |
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ここは民宿もしており、住職は有名人。 今日は残念ながら、お会いすることが出来なかった。 |
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黄島の観光地は、延命院と溶岩トンネル。 溶岩トンネルは時間がなく、行けなかった。 言い伝えによると、福江島富江町の井坑とつながっているという。 |
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ここには、空海ゆかりの弁財天があるそうだ。 護摩の灰を固めたもので、表は弁財天だが、裏に左手の手形がついてある。 文字が書かれていて、最後に「空海」とあるらしい。 五島観光歴史資料館にレプリカがある。 真偽のほどは別として、空海伝説が各地に残る五島。 伝説を訪ね歩くのも面白いだろう。 |
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黄島の街並み。 石垣は溶岩だろうか。 |
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かつては、雨水を利用していたが、昭和59年に国のサンシャイン計画による太陽光発電利用海水淡水化施設(世界初)が設置され、住民の生活用水として利用しているそうだ。 |
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港が見える。 |
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不動明王。 町を歩いていても人と会わない。 |
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小中学校の跡地。 廃校になって、どれくらい経つのだろうか。 |
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それにしても人と会わない。 |
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海岸に出てきた。 向こうに見える島は、赤島だろうか。 現地では地図で確認したのだが、今となっては、どこか分からなくなってしまった。 |
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海が荒れている・・・ 帰りは、大丈夫だろうか。 |
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港周辺に戻ってきた。 対岸に神社が見える。 行ってみよう。 |
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黄島の港周辺の風景。 左の建物は、民宿「やました」。 |
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海が透明で、ものすごく綺麗だ。 |
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黄島神社。 |
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黄島の滞在時間は、1時間ほど。 正直なところ、今回は訪れたというより、行ってみただけという感じ。 |
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宿泊をしないと、黄島の見所である溶岩トンネルまで行くのは難しいようだ。 また、溶岩トンネルは暗いので、ちゃんとした装備がないと危険とのこと。 準備万端で臨みたいものだ。 |
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黄島神社を後にして、港へ戻る。 もう帰る時間だ。 |
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民宿「やました」。 建物は新しく、立派な民宿だ。 機会があれば、ぜひ利用したい。 |
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慌しい黄島観光だった。 今度は、朝早く来て夕方に帰るか、1泊するかして、ゆっくりと観光したいと思う。 途中の赤島、富江町の黒島も行って、色が付く島を制覇したいものだ。 同じ小さな島でも、それぞれに個性がある。 これからも、いろんな島を旅して回ろう。 |