6BQ5超三アンプ
2000年11月の九州大会に向け作りました。(作っています)
■概要
そこそこ出力がとれそうな6BQ5を選び6CA7に何処まで迫れるか楽しみです。また初めて初段にFETを使用します。ケリーという球アンプを真似て、出力トランスを内側に向け薄型シャーシに組み込んでみました。(少し見栄えを意識)
■シャーシ
タカチのUSシリーズを使いました。大きさはW260xH40xD190oです。OSシリーズと異なりシャーシ表面に保護フイルムが貼っていないので加工には注意が必要です。 6CA7のカソード抵抗放熱対策で苦労したので、やや多めに放熱穴を開けます。 シャーシは2o厚ですが出力トランス、電解コンデンサ用の穴はハンドニブラで開けました。硬いので油を差しつつ行いました。 |
■出力トランス
Antiqe Sound Lab製(部品を見ると中国製らしい)のキットが押入に眠っていたので解体し、出力トランスを流用しました。1次側直流抵抗が400Ω位と大きくダンピンファクタ低下が予想されますが、コアボリュームがあるので低域の伸びが期待できそうです。作りは雑ですがケースを被せると立派に見えます。
■電源部
初めて別電源化を計りました。最初は比較的大きな電源トランス+定電圧+巨大コンの別電源を作っていましたがラッシュカレント防止の保護回路が上手く動作せず、急遽 小さな別電源を作りました。アンプとの接続コネクタは入手が容易な8Pオクタルソケットを使用しました。6CA7アンプと同様に電源SW・OFFで+B側に放電用ホーロー抵抗10KΩ20Wが繋がります。
■初段まわり
今回も両面スルーホールのユニバーサル基板を切り出し、初段を組み付けます。半固定ボリウムはシャーシ上面から調整可能です。
■6BQ5
左より
・SOVTEK ・1179とある(よく見る☆マークですが) ・NEC ・国産、メーカ不明、NHKの文字が見えます |
■ラグ板
サトーの黒い端子台を使ってみました。
■小物部品
殆ど手持ち品で済ませ、終段の9Pソケットは古いシュータ製(金メッキ)です。入力端子はいつものモガミ、SP端子は安いプッシュ式を付けました。抵抗はシンコー、タイヨーオームなど入り乱れています。
■主要部品
電源 |
別電源(タンゴPT100+10Hチョーク) |
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出力トランス |
Antiqe Sound Lab製(キットから外す) |
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初段 |
FET(2SK30A) |
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帰還管 |
12AT7 |
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終段 |
6BQ5 |
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電源用コンデンサ |
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電源コンデンサ放電 |
電源SW・OFF時に10kΩ20Wで放電 |
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スピーカ端子 |
プッシュ型 |
■ 配置図
■ 回路図
■結果
2000/10/? t.shiroyama