CDラジオの改造2

先日改造したCDラジオですが更に改造を進めました。
電源の電解コンデンサ容量を増やすと電源電圧の低下が減るのかアンプのクリップが減り出力アップします。これに伴いパワーアンプICが少し発熱するので、銅版で放熱板を作りICの足(グランドピン)に直接ハンダ付けしました。
電解コンデンサ増強でメカ駆動も強力となり、CDの読み始めでメカ部がガタガタと暴れます。メカ部フローティングゴムの上下にワッシャを挟みダンプした形にしてメカ部の暴れも無くなりました。
更にコンデンサを足して、OSコンも付けて...
CDラジオの小さなスピーカは低音が出ませんが、力強さが出て解像度も上がっています。CDラジカセやミニコンのメリハリ・迫力の無い音とは対照的です。JAZZベースも倍音が力強く楽しめます。CDラジオのLINE-OUTをオーディオセットに繋いで聴きましたが、低域がかなり伸びています。
お遊びにスーパーウーハーでも付けてみようかと考えています。
プリント基板を眺めているとラジオとCDPの出力がダイオードを経由している。暫く部品を追っていると図のようにセレクタとしてダイオードを使っていました。選択した方のダイオードにバイアスをかけ音声信号を通過させるもの。
ダイオードにジャンパー線を付け、電解コンデンサの極性を変えました。電解コンデンサには信号の逆電圧がかかりますが大丈夫でしょう。

音出しすると歪感が減り解像度が上がりました。コストダウンに徹した?大胆なセレクタではありました。

音が良くなってきましたが、ボディが振動するのか音の濁りが気になります。


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2006.2.18 create t.shiroyama