FETラジオ

月刊アクションバンド電波別冊「乱狂太郎の電子工作バイブル(マガジンランド)」誌の中にFETラジオ製作記事があり、簡単にできるので早速作って見ました。

■回路
高周波増幅部分は記事と同じですがアンプ部分は手持ちのNJM2073Sを使っています。NJM2073はDIP型、NJM2073Sはシングルインライン型でピン数/ピンアサインが異なるので注意が必要です。
NJM2073SはBTL接続で使っているので低電圧でも1W近くの出力が出ます。

 回路図

■部品
ポリバリコン、バーアンテナなど何れも入手可能な部品で作っています。部品数が少ないので10cmx7cmのユニバーサル基盤に全て収まりました。

■結果

FETドレインに繋がっているRFCは2〜3mHのものを使いましたが、出所不明のトランス(画像の黄色いトランス)に変えると音量が大きくなったのでそのまま使っています。

部屋は電波が入り難いのでラジオのアンテナをケーブルTVアンテナに繋ぐとスピーカが良く鳴ります。同調回路〜FET間の結合コンデンサが5〜10PFと小さいので分離も良く混信も僅かです。一般のスーパーヘテロダイン式ラジオの音はエッジが立った感じで良くありませんが、高一ラジオは中々良い音です。オーディオ用のまともなスピーカに繋ぐと音の良さが良く分かります。

2002/10/26 t.shiroyama