第4回 九州例会

例会も2年目となりました。4回例会は2001年11月6日(土)崇城大学(熊本)で開かれました。参加者11名、アンプは10台以上。
常連さんに混じり新顔さんも来られました。皆さん集まるとオーディオ談義に花が咲く、楽しいですね。

明記がないものはALTECスピーカを使いました。アンプ説明の下には参加された方から頂いた感想を書いています。

 

太田さんアンプ

●6F6シングル(3W)
OPTは小さな舶来品、ドライバはラジオ球のような77

・ホッとする音、手元に欲しい
・シングルコーンのスピーカで聴いてみたい

●6080PP
ノグチOPTをインプットトランスに使用、6F6アンプ出力を繋いで鳴らします。

・重心がグッと下がる、トランス結合の音?

●845シングル(5W)
ドライバ段は6V6に見えますが6SN7

・透明感が良い
・球の見栄えが良いデス

宮崎さんアンプ

●4842シングル(1W以下)
事務局Tさんが喜びそうなドライバ段無しのカワユイアンプです ^^;
電源+チョーク内蔵、放送用マッチングトランスをOPTに使用、ずっしり重い〜好きになりました。
中身も具がいっぱい詰まっています ^^;

・アイデア賞もの!
・すっきりした音
・ややゲイン不足で大きな音が出せず残念
 (プリアンプを繋ぐと問題なし)

 
四竈(シカマ)さんアンプ
●6CA7パラPP(モノアンプx2)
終段電圧は高め電流を押さえたアンプです。30kg以上/ch、ド迫力!シャーシが変形するので電源トランス2個をボルトで縫っています。アンプにカバーを付けるので冷却ファンもあります。
この時ばかりは当日最大の大音量!で鳴らしました。
B&Wで鳴らしたのが分かりました?
・Happy Sound、豪快
・ハイパワー最高
  相川さんアンプ
●6CA7パラPP
町内廃品回収でゲットしたものをレストア、テレフンケン6CA7が刺さっています。
・大人しい音

●KT88PP
ラックスキットのトランスを流用したもの、ゴールドライオンKT88付き。発振気味との事でクリニック開始、アースがシャーシに落ちていませんでした ^^;
・マイルドな音、ラックストーンか?
 
深堀さんアンプ
●ICアンプ
エレキットを使ったアンプ。±電源化、スイッチングレギュレータ+GE製40,000μFの立派な電源。前回同様に奇抜なアンプです。アンプより放熱器¥が高そう。
 
・まともな音
・技術力の勝利

ICアンプも真面目に作ると良い音が出ます!
  岸田さんアンプ
●EL12NPP
特殊な足、ソケットも専用品。今回はオーソドックスに迫りました。

・透明&馬力あり
・表現力豊か
・欲しい

●金田式UHC MOS−FETアンプ
調教が難しい金田式、無事音出しとなりました。
ALTEC、B&W両方で聴いてもらいました。

・完成度が高い!強力電源も凄い
村田先生
●ALTEC 604−8G
御馴染みのスピーカです。能率が良いのでミニアンプが良く鳴ります。低域も上手く処理されています。

私(城山)も昔々ALTECを使っていました、懐かしいルックス〜音でした。
会場の様子

大きな箱は村田先生のALTEC、両脇は私(城山)の改造B&W。左が改造satriアンプ、右の改造CDP(TEAC VRDSー25x)は当日のリファレンスとして使って頂きました。



アンプ〜CDPの比較(城山)
●CDP
皆さんが集まる前に比較試聴、聴かれた方のみ違いが分かる ^^; CDPオーナーは改造を決意されました。

●アンプ
最後に岸田さんUHC〜satriアンプの比較試聴。大音量で聴いた後で耳が疲労、日を改め試聴しましょう。
例会始めで聴いたCDも疲労後は別モノに聞こえます。耳の疲労(劣化)を身を持って体験しました。
★アンプは発振の不安があったので100MHzデジタルオシロを借り動作確認しました、発振無し安心です。但し何処からか高周波ノイズが飛び込んできます。

 

EL12N、6F6アンプは人気がありました。大半の方は測定器で測定〜調整されており、安定した音が聴けました。
アンプによってALTEC〜B&Wを繋ぎ変えましたが、どちらのスピーカが鳴っているのか分からない方が結構いらっしゃいました。広い会場で大きな音を出すと、判別能力が落ちるのは確かなようです。

大音量がお好きな方が多い様です。大音量後は耳の劣化がはっきり分かります。次回は適音で聞きましょう、大事な耳が壊れますよ ^^;

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2001.10.7 城山
update 2001.10.14