改造Nautilus804にスーパーウーハ−付加
■経緯
2002年5月、手作りアンプの会/四国大会で西原さんシステムと一騎打ち。西原さんシステムの超低域は圧巻!超低域付加で中〜高域の雰囲気、エコーまで違っています。
メーカー製品を改造するとメーカ保証が受けられません。個人の責任で改造します。
■実験1:市販の小型3Dスーパーウーハ−を追加
先ずは市販の小型3Dスーパーウーハ−(20cm)を追加、スーパーウーハ入力はSP端子から取っています。画像はサランネットを無理やり外した状態です。箱がヤワ、電源もプア、SPユニットも非力で結果は芳しくありませんでした。
SPユニット背面に見えるのは防磁用キャンセルマグネット、本体のマグネットも悲しい位に小さい、Qは低くmoはかなり大きい感じです。
■実験2:市販の小型3Dスーパーウーハ−アンプ+20cmウーハ2発
市販スーパーウーハ−アンプ+20cmウーハ2発で実験です。今回も入力はSP端子から取りスーパーウーハ−のハイカットはボリュームで調整可能な下限値50Hzとしています。
ウーハ−はフォステクスFW208、箱もフォステクスBK45キットで密閉としました。何の計算もせず密閉箱にウーハを取付け音出しです。
今度は上手い具合に低域が出てきました、密閉箱特有の深々とした低域が聞こえます。Nautilus804もバスレフポートにスポンジを詰め簡易密閉としています。スーパーウーハ−が目立つので左chSPの後ろに移動、CDソースによっては若干音像が左chに移動しますが上手く繋がります。フカフカとした超低域は望めませんが全体の雰囲気が少し変わりました。
次は本格的な超低域付加、チャンネルデバイダ、スーパーウーハアンプ、スーパーウーハとやることが沢山あります。
■実験3:Nautilus804の周波数特性
先ずはフルレンジの周波数測定です。エージングが進み中〜高域が概ねフラット、低域は部屋の影響を受け30Hzまでフラットです。低域はマイク高さ〜SP距離で測定値が異なり悩ましいです。
次はバスレフ/密閉の違いによる低域の測定です。バスレフポートに固めのスポンジを詰め簡易密閉としています。密閉は教科書通り低域がダラダラと降下しますが、40Hz以下のレベルが高くなっています。
密閉は低域の量感が減りますが、バスレフの濁りが消え中〜高域が大変綺麗に聞こえます。
■実験4:Nautilus804の密閉インピーダンス特性
本格的にスーパーウーハを付けるにあたり、ウーハを密閉としてインピーダンスを計りました。
共振補正は既に付けいているコイル、コンデンサの定数で抵抗のみ小さくしてシミュレーションしたものです。インピーダンス測定に使う抵抗誤差の影響で、インピーダンス値が少し小さくなっています。
2002.6.2 着手 t.shiroyama、以下update
6.4、6.9