超三アンプのドライブ能力

 

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2000/10/9 スイープ信号を用い追テスト、図3追加

以下要領で超三アンプのドライブ能力を調べてみました。

■測定環境

・ミニSP : 公称4Ω/90dB、2way

・超三アンプ : 6CA7/EL34(2号機)

・石アンプ : メーカ製、8Ω/40W、4Ω/80W

・測定機材 : DOS/Vパソコン(PC)のサウンドカードを使用、信号発生、FFT解析が可能

         FFTツール:サウンドモニター 

FFT Wave

■SPインピーダンス特性

相対値ですが傾向を知ることができます。

PCでピンクノイズを発生=>石アンプへ入力=>アンプ〜SP間に100Ω抵抗を繋ぎSP両端電圧をPCへ入力=>FFTでインピーダンス表示(相対値)。

図1

(上)にSPインピーダンス特性を示します。

■石アンプのドライブ能力

PCでピンクノイズを発生=>石アンプへ入力=>SP両端電圧をPCへ入力=>FFT表示。

低域の凹凸は無く右下がりです、ピンクノイズはほぼフラットだと思っていましたが。パソコンが古く処理が追いつかなかったのかもしれません。

■超三アンプのドライブ能力

PCでピンクノイズを発生=>超三アンプへ入力=>SP両端電圧をPCへ入力=>FFT表示

結果を図2(中)に示します。図1(上)と比較するとインピーダンス変化に応じSP両端電圧も上昇しています。

ハムの影響が見られたので音源をピンクノイズ=>CDレコードのスイープ信号に変更、FFT側でピークホールドし、Y軸も+10dB上げました。図3(下)に測定結果を示します。(

10/9追試

1KHzのピークはスイープ開始前の基準信号音です、バスレフの低域2山が良く分かります。

 

■考察

リード線+ミノムシクリップでPCへ入力したので60Hz、120Hzにハムが乗っています。SPインピーダンス上昇に伴い、SP電圧も上昇しています。詳しいことは分かりませんが、超三アンプはSPを電流駆動している様子です。

いい加減な環境下での測定でしたのでハムが乗っています、環境を整え再測定したいと思います。発信器+電圧計・オシロで詳しく(正しく)事象を捕らえる必要があります。

 

★スイープ信号が入ったCDレコード+FFT・ピークホールドで計ると、もう少し見易くなるのではとも思います。

要追試!!! =>2000/10/9 実施済み

 

2000/10/1 t.shiroyama

2000/11/4 画像縮小 t.shiroyama