超三アンプ+スピーカ周波数特性
超三アンプは低音が出て独特のメリハリがあります。実際にスピーカ(SP)の周波数特性を計って見ました。使用したSPはお気に入りのボレロ(アコースティックラボ製)、ユニットはフランス、箱はスイス等多国籍となっています。箱の高さは約35cm、6CA7超三アンプと相性が良いようです。
測定はPC、WaveSpectra(フリーソフト)、パソコン付属マイクを使用しました。ポンコツPCは遅いので周波数両端の値は怪しくなっています。また10KHz以上の急降下、十数KHzのピークは安物マイクの特性(限界)です。
周波数特性を計る際、マイクはウーハ〜ツィータ中央、20cm位置に置きました。
■SPインピーダンス(上図)
アンプ〜SP間に220Ωを入れ、SP両端電圧を計りました。またインピーダンスは凹凸が良く分かるよう縦軸はリニア目盛としました。
■Tr(石)アンプ(中図)
80Hzの落ち込みが気になります。ウーハがダブルボイスコイル、特殊なネットワークなのでこの影響か?詳しくは分かりません。
■6CA7超三アンプ(下図)
電流アンプなのでインピーダンス上昇と共に音圧が上がるかと思いましたが、顕著な変化はありません。Trアンプの80Hz落ち込みが無くなっています。但し超三特有の高域落ち込みが分かります。Trアンプと比べ若干うねっているようです。
■期待はずれの結果
超三アンプを使った場合低域が盛り上がるかと期待していましたが平坦でした。超三特有の音質は周波数特性からは分かりませんでした。
SP駆動波形を観察すると違いが分かるかもしれません。
懲りずにまた測定を行いたいと思います。
2000.12.25 create t.shiroyama