○桟橋・海底水道取込口
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右側矢印の先にある岸壁の穴から、対岸からの海底水道(昭和32年完成)が島に入りました。しかし、穴と防波堤は、既に、大正14年の台風被災時の写真にも姿を現しているようです。
使用された時期は不明ですが、阿久井喜孝他編著『軍艦島実測調査資料集』【追補版】東京電機大学出版局(2005)には、昔、野母からの農民が野菜を運び込んだ入口との紹介がありますし、島の先輩からは、昔、この穴を入り上り詰めた付近には市場があった旨のお話しを聞いたことがあります。
←<2020年撮影> 海底水道取込口の光景です。写真右下の方には海底送電線らしき物や石積も写っています。