宇久島の中心地である宇久平漁港周辺に戻る。 これは、宇久松原遺跡にある支石墓。 朝鮮半島に源流を持つ墓の形式である。 日本では、北部九州でよく見られる。 発掘品などは、宇久資料館で見ることが出来る。 手作り感が溢れるが、大変興味深い資料館だった。 |
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宇久家の菩提寺である東光寺。 家盛以下7代の墓がある。 赤い山門が、東南アジアのような一種の違和感を感じさせた。 宇久島で一番印象に残った風景である。 宇久島には、自然景観のほかに、このような歴史遺産もある。 小さいながらも魅力溢れる島だと、改めて思った。 |
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宇久島1日観光、最後の場所となる城ヶ岳園地。 小高い丘といったところだが、見晴らしは良い。 宇久島は、平坦な島であることがよく分かる。 海には、小値賀町の各島が見える。 |
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平家盛上陸地がある方向を見る。 風力発電の風車が見える。 |
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右に見えるのは、汐出海水浴場。 海に浮かぶのは、寺島である。 |
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城ヶ岳園地にある祠。 石垣に囲まれた中にある。 |
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祠の中には、お地蔵さんが祭られていた。 |
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祠の周りは、お城のような石垣に囲まれている。 城ヶ岳という名前のとおり、城跡なのだろうか。 園地には、太平洋戦争時の遺構も残されていた。 ガイドさんも動員されて、工事に携わったそうだ。 また、宇久島にも空襲があり、死者が出たらしい。 このような話を聞くことが出来るのも、地元のガイドさんを付けた 旅行の醍醐味だろう。 パンフレットなどでは知ることが出来ない話である。 |
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1日目の島内観光が終わった。 中央に見える茶色の建物は、宇久町役場だ。 この見える範囲が、宇久島の中心地といえる。 |
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島には商店街もあり、飲食店もいくつかある。 焼きたてのパン屋さんもある。 本屋があれば、快適なのだが、そこは仕方ない。 島が平坦なせいか、住んでいる人も穏やかな印象を受けた。 なぜ、こんな良い島に観光客があまり訪れないのか。 あまりにもったいないことに思える。 |
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今日の宿は、宇久シーパークホテル。 宇久島では、一番立派な宿泊施設である。 丘の上に建ち、宇久平漁港を一望できる。 部屋は広く、かなり清潔に保たれている。 |
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温泉ではないが、大浴場もある。 もともとは、スポーツ合宿や各種研修の拠点として作られた。 そのため、近くには陸上競技場などがある。 非常に快適に過ごすことが出来る。 |
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今日の夕食。 鯵の刺身や寿司など、新鮮で美味しい魚料理だった。 レストランも広く、清潔で快適。 非常に満足できた夕食であった。 |
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宇久シーパークホテルの外観。 1階の手前の部屋が、レストランだ。 |
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次の日、ホテルの下にあるフィッシャリーナ宇久を散歩した。 ここは、長崎県が整備したプレジャーボートの係留施設だ。 海の駅という割には、係留施設以外は何もない。 利用率の増加が今後の課題であろう。 |
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フィッシャリーナ宇久を上から見る。 海はとても綺麗だ。 カワハギやハコフグが泳いでいた。 |
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宇久平の商店街付近。 いろいろな商店が並んでいる。 |
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宇久町役場付近。 手前に見えるのは、スーパーだ。 その横には、フランソアのパン屋がある。 |
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2日目は、オプショナルツアーに参加。 乾燥海草パック詰め体験と「かんころ餅」つくり体験をした。 かんころ餅は、幼い頃からの大好物であるが、作るのは初めて。 自分で作ったこともあり、大変美味であった。 持ち帰り分と併せて、10本近くを注文して帰った。 こういうオプショナルツアーがあることは、観光面では心強い。 初めて、こういうオプショナルツアーに参加したが、宇久島に対する愛着が強くなった。 受け入れ側の対応もよく、非常に可能性を感じた。 |
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今回のツアーに付いている昼食である。 ちゃんとした料理屋さんであったため、豪華な昼食となった。 今回のツアーには1日目の昼食、夕食、2日目の朝食、昼食と4食が付いている。 交通費と島内観光(ガイド付き)宿泊と全食事付きで、一人1万円。 市町村合併記念とはいえ、破格のツアー代金だ。 合併した市町がお互いのことを知ることは、とても大事なことである。 出来ることなら、こういう機会を増やしてもらいたいものだ。 |
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楽しい宇久島ともお別れ。 九州商船のフェリーが迎えに来た。 帰りは、小値賀漁港経由となる。 小値賀島を過ぎると、野崎島が見えてくる。 野崎島では、王位石や野首教会を海から見ることが出来る。 その後、船は野崎島と中通島の津和崎の間の狭い場所を通る。 この辺りは、地図を見ながら行くと面白い。 遊覧船顔負けの景色である。 |
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佐世保港に到着。 騒がしい佐世保に着くと、静かだった宇久島が夢のようだ。 小さい島は、これからリフレッシュの場として需要が高くなるだろう。 長崎には、こういう魅力的な小さな島が多い。 これらを活かせば、長崎県の観光振興も期待できるのでは、と思う。 殺伐とした佐世保市で生活していると、宇久島の魅力を強く感じる。 せっかく市町村合併したのだから、合併の効果を活かしてもらいたいものだ。 |