○51号棟
最終の51号棟 : 昭和36(1961) 鉄筋コンクリート造8階 鉱員社宅
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51号棟ですが、一番下の商店が入ったフロアーは階数に数えずに、その上から1階と数えて8階建てとなっていました。
私の思い出ですが、昔、島が台風の目に入ったことがありました。その時は今まで暴風雨だったのが静寂な時間にと替わりました。夜で停電もしていましたので真っ暗だったのですが、日給や51号棟からそれぞれの廊下に出てきた人々が、日給と51号棟の間の道路部分を懐中電灯にて照らしだしました。道路部分には、大きな構造物が風に飛ばされて落ちてきていて大変驚いたことがありました。
※<後藤惠之輔・坂本道徳、『軍艦島の遺産 風化する近代日本の象徴』、株式会社長崎新聞社、二〇〇五年、138・139頁>によりますと、その大きな構造物は「端島神社の屋根」とのことです。