2007 3 平戸市的山大島

帰りのフェリーの発着所である的山港ターミナル。
公民館のような建物だ。


的山大島の須古踊り。
8月14日〜15日に奉納される踊りである。
佐賀県須古村から逃げてきた平井一族が伝えたそうだ。


まちづくり景観資産のプレート。

説明はない。
なんとも中途半端である。
未来へ残すべき貴重な景観である理由が知りたい。
観光客なら、当然思うことだろう。
この地に住む人たちも、この景観に誇りを持てるのではないか。
保存が目的で、観光政策は次の段階なのだろう。
期待したいところである。


神浦の集落よりも密集している。
なかなか風情のある通りである。


タイムスリップしたような感覚を得た。
空き家や新しい家屋もあり、景観の保存は難しいようだ。


三階建ての建物があった。
向かいは空き地になっている。
とても惜しい。


寿司屋の看板があるが、店はやっていないようだ。
以前は賑やかだったのだろう。


まちづくり景観資産を港から見る。
路地に入らないと、ここが景観資産だとは分からない。

フェリーから見た的山港ターミナル。
行きも帰りも自動車は前から入れる。
運転が下手でも心配することはない。
可動橋も広くて、利用しやすかった。


別れの風景である。
高校を卒業し、都会へ羽ばたく女の子をたくさんの人が見送っていた。
出航するまで「いい日旅立ち」が、ずっと流れていた。

フェリーの別れは、お互いが見えなくなるまで時間がかかる。
それが余計に寂しさを誘うが、それも船の良さかもしれない。
この季節、どの島でも同じような光景が見られる。
島の風物詩である。


的山大島とも、お別れである。
他の島にはない魅力がある島だった。
観光地として、大きな可能性を感じた。
長崎県の観光振興には、こういう島の存在が欠かせない。
それを確信した旅であった。


帰りも風に吹かれながら、甲板から景色を見る。

だんだん平戸島が近づいてきた。
赤く見えるのは、平戸大橋だ。


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